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Gaze Of Constancy

DTMでデスメタルのアルバムを作っている人のブログです。 2ndアルバム「Exterminate: Dismaterializing」販売中、 1stアルバム「Matrix Of Atrocity」販売中、 EP「Elementer I」無料配布中です。

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「Elementer I」 反省

M3-2013春から1か月が経過しようとしているあたりで、反省の文章を書き溜めていたのでここで公開します。
自分の使っているノートPCで聴いた感想と漫喫のデスクトップPCで聴いた感想が混ざっています。

・総括
全体的にサウンドはレベルアップした。
音源を変えたので当然といえば当然であるが。
音源の質が飽和したように感じているが、色んな音源を聴いてまだまだ上のレベルの高さを感じる。
M3応援放送で他作品と並べられた時に顕著であった。
バスドラム、スネア、タムは各部分ごとの録り音(オーバーヘッド、トップ、ルームなど)を重ねて作った。
知識が皆無の状態での作成になったが、重ねた音から地に足のついた感触が得られた。
バスドラムは左右に広がりすぎた。ツーバス連打した時の左右の広がりは
後処理によって得るものでサンプル単体の音像を左右に押し広げるものではないらしい。
スネアはとにかく線が細かった。
元々がエッジの効いた軽い音だったが、なんとなく重さを意識するよりは
目標とするテクデスの音源のスネアを集中して聴いて、具体的な重さの目標を定めたい。
速いブラストビートに耐えつつウェイトを入れられる程度にしたい。
タムはTx16wxのサンプルが入り乱れるバグにめげて米粒のようなサウンドとして出てしまった。

・Gods Of Deletion
ミックスバランスが無難にまとまっていたので、この曲をミックスの基準にしたぐらいなんだけど、
漫喫の高性能PCで聴くとちょっとショックを受けるサウンドだった。
ベースの低音が思ったよりも下に伸びすぎて出すぎていた。推定60-80Hz
犯人は「TheoK Dark Mass」。使いどころに注意。
ギターは高音偏重どころか高低の帯域不足気味に感じた。
ドラムの実体が薄い感じ。
ヴォーカルはもう少し角度の違うプラグインを用いて迫力を演出できたかも。
曲はリハビリしてる様子が現れてしまったと思う。(後続の曲と比べると展開に芸がないのがわかる)

・Abominable Reflex
同じサウンドなのに音圧がどうにも稼げずマスターのマキシマイザーでゲインを
強引に突っ込んでしまい、個別の音が割れていないのを確認はしたが、
サウンド全体に歪みが生じているのを見過ごしてしまった。
余分な低音はしっかりカットしているが、
もう少しカットする周波数を底上げしてもいいなと感じた。
ベースのミックスバランスは良好。
ヴォーカルのトラックを声種ごとに分けるべし。

・Amoebic
音域の低さあってか最も太いギターサウンドを作れた。
しっかり重低音のサウンドが形作れている。
サウンドに空間情報も豊富に詰め込めるともっと狂気的な世界を描きだせただろう。
ヴォーカルは歌い回しやリズムに甘さは残るけれど、念願のシャウトが手に入った
嬉しさがあって大方は気に入っている。
シンバルの中高音がやや鬱陶しいが、そのぐらい存在感があった方がいい。

・Frigid Earth
一番ヴォーカルに集中、苦労したところ。アルバム中で一番多くのテイクを要した曲。
ブラックメタルらしい歌い方に辿りつけたかどうかは色んな人に聴いてもらわないと
わからないが、既存の曲の歌い方とははっきりと差別化できたと思う。
Abominable Reflexと同じく、全体のサウンドの歪みを見過ごしてしまったが、
聴いていて薄ら寒くなる雰囲気はしっかり反映できたかなと思う。
ただ全体的に肉薄なのは否めない。
バスドラの音はあまり大きくないがはっきり聴こえる。
ヴォーカルがしっかり前に出ているだけに高域の余計さが目立った。

・ジャケ絵
色彩はSAIのビビッド・ディープを多用して深みが出かけた。
それによって過大になった彩度をフィルタにかけて落としたり、グレー系の色を
エアブラシの通常でまぶしたりして落とすと、一種の深みが得られた。
遠景のスケール感がお気に入り。
全体的に前作では閉鎖的だったものが開放的になった。(色彩や構図などで)
前作ほど細かく描ききった実感はなかった。

ちょっと重めの文面に見えますが、
本人は「俺、まだまだ上を目指せるんだ!」と非常に前向きです。
むしろ、後にどんな曲やサウンドを作りだせるんだろうとワクワクしているぐらいです。

しかし、上達するには具体的な反省はつきものです。
「まだコイツは未熟だけど伸びるかなぁ」なんて思っていただけると幸いです。

あと、ブース面でも結構立ち止まってくれる人の引きつけ方に手応えを感じてます。
ドン、ドンと鎮座するモンスターアート的なジャケ絵が増えていくに従って、より後のイベントでは
多くの人の目に留まるようになるだろうと思います。
その中で、いかに納得できるサウンドを作り出すか。その為にも、他のアーティストとの比較や、
他の環境での比較をしっかり行ったうえで臨んでいこうと思いました。
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