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Gaze Of Constancy

DTMでデスメタルのアルバムを作っている人のブログです。 2ndアルバム「Exterminate: Dismaterializing」販売中、 1stアルバム「Matrix Of Atrocity」販売中、 EP「Elementer I」無料配布中です。

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2013-秋M3後記(2)

M3へのサークル参加も3回目になりました。今回は新譜で過去最も力を入れた作品になり、最も気負うものの大きい回となりました。
中だるみや迷走、スランプなどもありましたが奇跡のような制作期間だと思っています。
何が奇跡かというとまず着想した所からで、その発端となった曲の話から書きます。
高3で縦隔気腫を起こして1週間入院したとき、意識が朦朧としている状態で脳裏を流れていた音楽のサビがありました。
その音楽のメロディとバッキングを忘れまいと、何度も頭の中で反芻しました。その女性ヴォーカルの歌の歌詞は、大まかな発音を覚えていたのでそれを手掛かりに英詞を掘り起こしていました。

"Let behold the constancy
To seek without identified"

綱を渡るような感覚に怯えながら、最終的に定まった歌詞がこれになります。これがどういう意味になるか?

「恒常性を見えるようにしてくれ
 個の枠にとらわれずに探るために」

…。この意味に満ちた歌詞は僕の創作欲を大いに刺激するものとなりました。そして、丁度「Matrix Of Atrocity」の構想を固めていた当時から、
「これを2ndアルバムの1曲目にしよう」
と決心していました。
そうです…これこそが「Phenomenal」で、実はこのアルバムは2年前から構想を始めていました。
退院後には、後に続く曲たちを自分の頭でひねり出すのは厳しいと感じていたので、直感で曲名を受け取るごとに逐一Evernoteを使って記録していました。
アルバム名は、Exterminate…この後がどうにも決定打が出てこず。
「Exterminate: Transcendor Of All」なんて考えてましたが字に起こしてみると
とんでもなくダサかったので、これは無いなと。

Beyond Conquest
Oddity
Sole Material
Resonate
All Mortal Beings
God Of Eternity

などの曲名は本当に直感によるものです。
また、Absolute・Terrestrialの2つは、前々からこういう曲名の曲を作りたいと思っていたので加えました。
なお没にした曲名もあり、
Ephemeral・Celestialも曲名候補として考えていました。
(後者は明らかにTerrestrialとの対比)
しかし-alの形が続きすぎるのはどうかと思い没にしたものの、多少思い入れもあったのでEpheneralはPhenomenalの語感とかけてデモの曲名に遊びとして入れ(まさしくTeaserです)、CelestialはTerrestrialの歌詞の中に自ずと入りました。
そんな中、6曲目のThe Space As Oneだけは直感でどうしてもしっくりくるものが出てこず、今年になってやっと頭の中でひねり出した曲名です。
最終的なアルバム名の「Exterminate: Dismaterializing」が決まったのも、ゲストヴォーカルの方に依頼をしてからも随分経ってからなので相当遅かったです。

因みにDismaterializingは「物質でなくすること」という意味ですが(若干造語)、
物質でなくなることがネガティブな面ばかりではなく、ポジティブな面も歌詞で暗示
しています。
また、このCDを作ったこと自体が、思いなどの精神的なものを「物質にすること」なのでその対比的な面白さもあります。
英語的にはDematerializingといった方が正しいっぽいですが、Disっていう語感が
メタルとして捨てがたかったので、Dismaterializingで通しています。


そして以降は「Exterminate: Dismaterialiizing」の曲の詳細解説です。
今年も残すところ数時間となりましたが、年明けに振り返っても出遅れ感が半端じゃないので
急ぎ目に書けるぶんを書きました。
まだ語ろうと思えばもっともっと語れると思いますが、あまりにもキリがないのでこの分量になります。

#1.Phenomenal・・・「超常」

1曲目にして正真正銘、2013年で作曲した曲の中でのベストです。
前作1stフル「Matrix Of Atrocity」の1曲目が7分ありましたが、
別に「Golmontのフルアルバムは1曲目が7分台」というジンクスがある訳ではありません。

このアルバムは非常に構想を(妄想というべきか?)重ねたもので、その頭となるこの曲は
その中でも最も構想を重ねていました。
SEを使った宇宙的なイントロからコーラスをアレンジした
終わり方まで、アルバム全体を象徴するように張り巡らせたという形です。

なお、当初コーラスは2声にして考えていたのですが、今年の4月に出たAmorphisの「Shades Of Grey」を聴いて、
やっぱり3声にしようと思い直し、3声でのアレンジになりました。

そしてこの曲を語るうえで外せないのがゲストヴォーカルのえみゅう。さんの存在です。
何年も前から知っていた方だったのと、昨年の春M3で既に自分のアルバムでえみゅう。さんのヴォーカルを
入れたいという事を話していました。(その後の秋M3で「Matrix Of Atrocity」を出し、サークルとして初参加でした)

3連のフレーズからいきなりテンポアップして疾走に入る部分の歌詞が、

Uncover your eyes. The eyes that look at everything considerable.
Strain your ears. Grasp that everything invisible is going on.

対訳:目を啓け、この世の考えうるもの全てを見据える目を
   耳を澄ませ、この世の見えない物を感じ取れ

となっていますがここのフレージングは本当に美しくできたと思っています。
それだけにもっと巧く歌えてれば…と思うのですが身体のペナルティが大きくなってきてるので録り直しても
納得のいくテイクがでる自信はありません。

実際に打ち込んでみると転調の回数が多くなるのは判ってましたが、ここまでテンポチェンジしまくるとは
思っていなかったです。
ただたくさんテンポチェンジと転調をすればいい曲になるかといえばそうではなく、作りたい曲の像が
確かにあってそれに寄り添うように作る必要があると感じます。

参考音源
Golmont- PhenomenalAmorphis - Shades Of Grey


#2.Oddity・・・「異変」

アルバム中で6月頃、最も早くに完成させた曲です。他の曲よりもアレンジにある種の若さがあるかと思います。
全編を通して「ズンズクズンズク」というリズムが流れますが、歌詞の主語(語り手)が「見えない案内人」
に従うままに歩いている様子を表し、また未曾有の大災害がゆっくりと、しかし着実に近づいていることを表しています。
イントロの切れ込むようなトレモロと、コーラスの甲高いリードは脳裏にすさまじい情景が広がっている様子。
曲が進むにつれて少しずつヤバさを増していく曲展開は完全に狙いました。
脳にこびりつくようなしつこいブレイクも交えたりしてとにかく臨場感(精神性含む)を演出しています。
最後の終わり方は、Anataの「Entropy Within」へのオマージュでありつつも「Absolute」以降の繋ぎとして
意味ありげなものになったかと思います。

6月に録ったヴォーカルではなかなかに苦行感がありましたが、9月に後半のガテラルを録ってたときはスゲー楽しかったです。

参考音源
Golmont - Oddity
http://tmbox.net/pl/363261
Anata - Entropy Within


#3.Absolute・・・「絶対」

あからさまにテクニカルな曲ですね。
デスメタルを作りだしたあたりから「Absolute」という曲名でものすごくテクニカルな曲を作ろうと
思っていたので構想期間は「Phenomenal」よりも長かったかもしれません。
打ち込みだからこそ無茶なことをやりましたが、テクニカルさを見せつけるように作るのはやはり
好きではなかったようで、思ったほど振り切れてはいなかったですが、テーマがおざなりになるよりは
良かったのかなと思います。
それよりもリフの作り方が単調になった、というよりバリエーションに欠けていたのが惜しい所でした。
リードを入れたりエフェクトを掛けたりすることで単調さをしのいでいる状況は、なかなかに手詰まり感があるので。

まぁそこではWavesのEnigmaが大活躍です。フェイザーに近いエフェクトですが宇宙的なニュアンスにピッタリでした。
SF映画に出てくるような巨大UFOを連想させるかもしれません。
不満点も多い曲になりましたが、この終わり方は相当気に入っています。
同じモチーフを転調(平行移動)して使う技法はAmorphisがよくやっていますが、それをデスに持ち込んでも
十分通用するというのが判ります。
なお、アルバム名「Exterminate: Dismaterializing」を歌詞に入れています。

#4.Beyond Conquest・・・「及ばない支配」

昨年の秋M3が終わってからまっ先に制作を始めたので、1stの影響が色濃いと思います。
具体的には#7.「A Sequence To Impale」あたり、後付け的には#3.「Supremacy Forgotten」ですね。
なお制作当初は1stと同じサウンドでした。そこからギターにせよドラムにせよ音源を探して試していましたね。
結局、新たな音源の決め手には「Gods Of Deletion」が使われましたが。
本作の大元のサウンドは「Elementer I」と同じで、基本的に加工の仕方が違うだけです。(高度にしたと言えば聞こえは良いでしょうが^^;)

前曲からの繋ぎをいち早く実現したかった曲です。「遠くのこと・象徴的なもの」から
「近くのこと・身に迫ったもの」への劇的な切り替わり。
確かな聴きごたえはあります。

後半、ギターソロの後の空白をコンプレッションした感じが、狙ってはいなかったものの「キタコレ!」という
感じでした。その後は上昇的なフレーズが続きますが、曲名のような逆らう動き、それに伴った高揚感を表しています。
「A Sequence To Impale」への雪辱も込めて、ヴォーカルのダブルトラッキングに再び挑みました。
ある程度長いフレーズになると、左右でそろえるのはとても難度の高いことだと実感します。
それを意識してタイトめに歌ったはずだったのが、細かい所の左右差が出過ぎて絶望感は一入でした。
M/S処理などを織り交ぜたり個別に音を切り分けて揃えて…という地道な作業を繰り返しています。
テイクの間に水分補給を挟んだりして、その前後でマイクとの距離、高さが違ってくると左右の音量が揃っているはずなのに揃って聴こえない、ということが起こります。
「Resonate」ではダブルトラッキングするフレーズが短かったのでその問題は起こらなかったですが。

#5.Terrestrial・・・「大地鳴動」

歌詞が気に入っています。
前半はカオティックに変拍子やシンコペーションでアプローチ、その中で4/4のスラッシュビートを際立たせたりと
やりたい放題な感じです。イントロのドラムはドラマーに渡したらブチ切れられるのは必至だと思います(^^;

シチュエーションとしてはかなり視点の移動が多いですね。
遠くの異変と近くの危機、それから宇宙(そら)、逃げ惑う人々、遠くに存在を感じる仲間・・・などなど。
中盤と最後のブレイクダウンは本当に聴き手を「叩き落とす」感じの位置づけです。
(アルバムを3枚出してる中、みごとにブレイクダウンのある曲が1曲ずつあるのは意図ではないです)

鳴動する大地が牙を?く、後半の展開を作っているときが特に楽しかったです。
ジェントは「Amoebic」のときもそうですが打ち込んでいる方が訳がわからなくなる曲者ですね(

また初めてワウを使いました。WavesのGTR Rackのエフェクトを使ってこんなものか、とは思いましたが
リードの部分を再生しながらオートメーションを手書きしたり、パラメータの動く範囲を調整して
ここも楽しく作ることができました、
ヴォーカルはシャウトの割合が多く、スラッシーなリフに乗せて切れ込むように歌うのが楽しかったです。

最後はどのように終わって次のインストに繋げようかな?と考えていて降りてきたアイデアが
「ブレイクダウンで叩き落として絶望的なラストにする」というものでした。
曲単体で聴けばエクストリームミュージックとして順当な演出ですし、その後も通して聴けば実は後の
ドラマティックさを際立たせる演出になっています。
(これを一般公開することで、試聴して購入された時の演出の変化を感じて貰おうと目論んでいましたが、
実現できているかは判りません)

参考音源 
Golmont - Terrestrial#6.The Space As One・・・「一体の宇宙」

宇宙コンピこと「Beat Of Universe」にも参加しました。
といっても後付けではなく、元々間奏のインストとして組み入れて考えていました。
Terrestrialからの繋ぎは確信犯です。
入稿直前に尻をフェードアウトさせたら却って劇的さが半減してしまったのが惜しかったです。
密かにスーパードンキーコングの「Aquatic Ambience」を意識しています。スーファミでも屈指の名曲ですね。
緩やかなコード弾きのパッドに従って次々と楽器が入れ替わり立ち代わり、旋律やアルペジオを奏でていく感じです。
それだけでは劣化コピーになるので、転調を繰り返すリードギターを、MeshuggahのFredrik Thodendal風に
奏でています。さしずめ「Aquatic Ambience」と「Acrid Placidity」の合いの子のような感じでしょうか。

さて、通して聴くと気づくと思いますが中盤のクリーンギターのアルペジオは「Phenomenal」のそれと
同じコードで、統一感のために流用しています。
その上に乗せているシンセのメロは本来「Phenomenal」で使おうとしていたものですが、
詰め込みすぎになるのとCPUの限度が心配だったので入れす、元々シンセ中心のこちらに入れることになりました。
終盤、シーケンスフレーズがオクターブを上げながらフェードアウトしていきますが、
「高くなりながら消えていく」って儚い感じがしていいですね。

なお、コンピレーションの方でも前の曲との立ち位置が似た感じで、いい感じのタイミングで癒しにかかってきますw

参考音源
Dave Wise - Aquatic Ambiance[Donkey Kong Country]

Meshuggah - Acrid Placidity


#7.Sole Material・・・「ただの物質」

本作の中でも特に異質な雰囲気です。
イントロのダブルリードをブラストに乗せて転調を繰り返すところは、Opethの「The Drapery Falls」の美しさに
挑もうというものでした。
コードのミュートが打ち込んでると低音でボコボコ鳴りだして、心臓の音に聴こえるという現象が起こっています。
割と早期から起こっていましたが、外からエフェクトで抑えるのは他の曲と違ったサウンドになってしまうので
控えたので、結局最後までこのままでした。
中盤のミュートだけになるリフは、密かに「Oddity」の同様のリフからの発展型になっています。
終盤、3回目のGtソロ以降のベースラインを含めたアンサンブルお気に入りです。

全体的にヴォーカルの調子があまり出ていなかったですが、「We are sole material」の高低の合わせはうまくはまってて良かったです。

ただしこの曲には制作中から直面していた大きな反省点があります。
1stで強かったと自負している構成のキレが落ちてるのがはっきり出てしまった点です。
特に中盤は細切れにつないでる感が顕著でした。色々な速さのビートを持ってきました・それに合わせて思わしげなリフを作りましたで止まっており、雰囲気がブツ切れでいまいち加速も深みにはまるのもしきれない感じになりました。

部分的に見れば気に入っている部分は随所にあります。というよりそれを作って構成の弱さをごまかそうと
していたように感じます。しかしそれで曲の評価をしようと思うと、「構成が弱い」という評価から
「良い所は良いのに構成が弱い」という評価に変わりたしかにプラスにはなりますが手放しに褒められるところまでは行きません。
・・・といったことを考慮して、「異質な曲」という位置づけを自分で持っています。

#8.Resonate・・・「共振」

本作で人気の高かった、後半でのラッシュ担当です。
この曲のコーラスも特にやりたかった表現で、何度も構想を練り直して今の形に収まりました。
具体的には、転調しまくるコードの上に「Resonate」のコールを反復する形を先に考えていて、
それだけでは物足りずリードを乗せてそのまま2回繰り返し。
それでもまだ足りなかったのでいろいろ悩んだ末に、後半をタッピングにするというアイデアが
行きつけのショッピングモールに入るときにふと降りてきました。

そこではヴォーカルがダブルトラッキングで録っていますが、
「Resonate」というコールを繰り返している中で、5,6回目は「Desolate」(荒廃した)に置き換えています。
こうすることで、リードがタッピングに替わるのと相まって洒落た演出をしています。

メインのリフは当初からあったものが異様につまらなかったので、このままではまずいと思い
大幅に作り直していました。前曲とイントロからの高まりに耐えるよう、驚くようなリフにしようとして、何度も変になりながら試行を重ねて、
「コレだ!」っていうリフになったときの達成感は一入でした。ありったけの音楽経験を重ねたというか。
使い回しがアルバム中でも多く、ファストビートの割合が多いので慌ただしい曲になりましたね。
制作時は、「Sole Material」でやりきれなかった部分を回収する意図がありました。

#9.All Mortal Beings・・・「全ての生ある者達」

ちょうど1年前、昨年の年末のライブで知り合い、「Gods Of Deletion」でVo.をやってもらったYuduの
ヴォーカルをまたどこかで使いたいと考えていました。
いろいろ思案した末に、途中で「Resonate」に使おうかと考えてもいましたが一人語り的なインパクトが
この曲のイントロで必要になると判断し、そこでのヴォーカルを依頼しました。

2度目に貰ったテイクでは「こんなに苦しそうに歌ってて大丈夫か?」と思ってましたが、トラックに
入れてみると曲の雰囲気をこれでもかと醸し出していて、「これが欲しかったんだ!!」とひとり高揚しました。
Yuduとしては結構な心残りがあったようですが、再販までの道のりは遠く…ぐふっ。

この曲は「Absolute」と双璧をなすテクニカルさで、展開をもりだくさんにした長尺曲のつもりでしたが、
たぶんそこまでテクニカルに振れた訳でもなく、8分あれどそこまで長く感じなかったりするので
描いていた曲を完全に再現できてはいないですが、曲名から感じられる壮大なテーマを描き切ったという点では
気に入っている曲です。
2:46~のエキゾチックなアルペジオがじつは当初のイントロの予定でした。
没にしたのはアルペジオなのにヴォイシングが空きすぎるのはイントロするには何かイヤだなと思ったからです。しかも変拍子になるのでそこのVo.は自分でやったから良いものの、依頼される側の苦労を感じます(^^;
とはいえ、中盤に取り入れて発展系を作っているところは楽しかったです。間の低音弦で変拍子になる部分や、
アルペジオの高低を左右に振り分ける部分など。
3連系のフレーズからストレートに戻った所のガテラル、歌詞は「Humans Involved~」の所がアルバム中の自分のヴォーカルワークの中で1,2を争うというと言い過ぎでしょうか。
歌詞が多かったのでグロウルが意図せず早口になりましたが、意外と早口もいけるんじゃね?と思いだしており、
次作で積極的な導入を検討中です。

#10.God Of Eternity・・・「永遠の神」

アルバム中で評価が一番気になります。といってもこの終わり方で正しかったのか問うているのではなく、
リスナーにとってこの曲調で終わることがどのように映ったかということです。
デスメタルのアルバムで女性ヴォーカルメインでメロディックに終わる、って書くと顰蹙がすごそうですが、
テーマから最後はこういう曲調にして女性ヴォーカルも入れたのであります。
立ち位置としては「無限ループからの脱出」という感じでしょうか。前曲の仏教的なテイストと相まって、
こちらも「涅槃」のような感じですね。

えみゅう。さんのヴォーカルワークに完全に打ちのめされました。非常に美しい瞬間が生まれています。
僕のウィスパーは「Phenomenal」や「Oddity」でやった感じにしたかったのですが、そこまで上手くいかず。
あと録っていて酸欠がすごかったです。

譜面の表現と歌詞がピタリとはまっていたのは自分でもびっくりでした。
ギターソロのリバーブは、入稿日になってアドリブでセンドを二重にして音場を奥と上方に伸ばしたのですが、
永遠の表現として大正解だったのかと感じています。
ラストは2声のギターの単音・トレモロでどれだけ美しいものを作れるか挑みました。
知り合いなどで買っていただけた方からは特に好印象だったようです。


今回の記事は新旧の内容が混じってて散文気味ですが以上です。
それでは、来年もよい年になりますよう。
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